疣贅(いぼ)とは?

ヒト乳頭腫ウイルス(ヒトパピローマウイルス Human Papilloma Virus : HPV)には多くの種類があり、皮膚型と粘膜・性器型に大別できます。大きさは55〜60nmです。尋常性疣贅は、皮膚型のウイルスが皮膚に感染し良性腫瘍の <いぼ> ができる病気です。皮膚・粘膜の微小な外傷部位などにヒト乳頭腫ウイルス(HPV)が感染することで発症します。最も一般的な疣贅(イボ)は、このウイルスが感染してできる病変でウイルス性疣贅と呼ばれるものです。

 

尋常性疣贅は体中どこでも発症し、色々な形で出現します。誰にでもできる可能性がありますが特に子供に多く、高齢者はあまり多くないと言われています。

HPVには多くの種類があります。皮膚に発症する尋常性疣贅以外にも、性感染症(性病)である尖圭コンジローマ・子宮癌の原因ウイルスとして注目されています。

尋常性疣贅(いぼ)の原因

|皮膚の構造

 

皮膚は表面の方から、表皮⇒真皮⇒皮下組織の3つの層から形成されています。その表皮は角化細胞とよばれる細胞が何層にも重なってできています。

 

その表皮の外側から、角質層⇒顆粒層⇒有棘層⇒基底層 となります。

 

表  皮   角 質 層
        ↓ ↓ ↓
        顆 粒 層
        ↓ ↓ ↓
        有 棘 層
        ↓ ↓ ↓
        基 底 層 (このレベルにウイルスが侵入していぼを形成)

 

真  皮

 

皮下組織

 

皮膚はこのように何層にもなって、免疫の働きなどとも力を合わせて、私達を外界の有害刺激やウイルスや細菌感染などから守っています。

 

 

|尋常性疣贅の発生機序

 

イボウイルスは正常で健康な皮膚には感染しずらいのですが、傷などから皮膚に侵入します。表皮の一番深層の基底層にある細胞(基底細胞)に感染してイボをつくると考えられています。感染を受けた基底細胞は細胞分裂が活発になり、まわりの正常細胞を押しのけて増え続けます。この感染細胞の塊がイボの正体です。

基底細胞とは?
皮膚の幹細胞(皮膚が増えるもとの細胞)で、表皮の基底層・立毛筋・毛の毛乳頭・汗腺上皮細胞に存在すると言われています。

メカニズムは不詳ですが尋常性疣贅はある程度で成長が停止するといわれています

 

 

院長のひとりごと
外傷を受けることの多い手足や外陰部に、あるいはアトピー性皮膚炎の子供たちなどの特に引っ掻くことの多い肘・膝窩にイボができ易いのはこのためです。<イボのできるメカニズム>を知っておくことは、予防のためのヒントにもなりますね。


 

イボ(ウイルス性疣贅)はうつるのですか?

尋常性疣贅は乳頭腫ウイルス(HPV)の皮膚や粘膜への感染により発症しますので、もちろん <うつる(感染する)> 可能性はあります。しかし皮膚や粘膜は解剖学的な構造や免疫の働きなど様々のバリアー機構でウイルスや細菌などの感染から守られており、正常の皮膚や粘膜には通常感染しにくいと考えられます。皮膚や粘膜に小さい傷ができて侵入を許したり、様々の感染から私たちの身体を守っている免疫力が何らかの理由で低下すると、イボが発症しやすく、増悪傾向になり、難治となります。

尋常性疣贅が発症しやすいケース
免疫力の低下を引き起こすような病気にかかっている
免疫を押さえるような治療を受けている(免疫抑制剤・抗がん剤など)
アトピー性皮膚炎などで皮膚のバリヤー機能が低下している

手あれや髭剃りなどに伴う眼に見えないくらいの小さな傷からも侵入しますので要注意ですね

尋常性疣贅(いぼ)の分類

|ヒト乳頭腫ウイルスの分類

 

尋常性疣贅を引き起こすヒト乳頭腫ウイルス(Human Papilloma Virus : HPV)にはウイルスを構成するDNAの違いにより多くの異なる型(遺伝子型)があります。現在までに150種類以上もの型が発見されていますが、ウイルス検出法の進歩により、その数は1300〜1500種類との予想されています。この遺伝子型の違いにより、感染しやすい場所(発症部位)やイボの種類(外見)が異なります。子宮癌や皮膚癌などの原因になる遺伝子型も判明しています。

発症部位による分類
皮膚型  主に皮膚に感染
粘膜型  外陰部や膣や子宮頸部などに感染

 

発がん性による分類
良性型  一般的な尋常性疣贅をつくる遺伝子型
悪性型  子宮頸ガンなどを発症させる遺伝子型

 

|疣贅(いぼ)の分類

 

疣贅(いぼ)は次の様に分類されます。

  • 一般的な尋常性疣贅
  • 足底疣贅
  • 爪周囲疣贅
  • 糸状(指状)疣贅
  • 扁平疣贅
  • 性器疣贅(尖圭コンジローマ)
  • 老人性疣贅(脂漏性角化症)

 

尋常性疣贅(一般的に手足や顔にできる疣) HPV 2/27/57型

最も一般的なタイプの疣贅です。放置しておくと拡大する傾向にあります

  • 硬い突起あり
  • 表面はざらっと
  • 形状は円形のことも、不規則なこともある
  • 色調は灰色・黄色・茶色など
  • 大きさは数mm〜約1cm程度
  • 好発部位  膝・顔・指・肘・爪周囲など

 

足底疣贅(足の裏にできる疣・足底イボ) HPV 1/4/60/63/65型

足の裏にできやすいタイプのイボです。歩くと足に体重がかかり圧迫され扁平化しています。

  • 扁平(平らな形)
  • ざらざらとした表面
  • 周りが厚い皮膚に囲まれる

 

平坦で硬化した表面はザラザラで周りの皮膚との違いは明確です。足に負担がかかるとイボに圧力がかかりとても痛くなります。足の甲やつま先などにイボができると、皮膚が隆起する事もあります。イボの色は灰色・茶色で中心に小さな黒い芯ができる事があります。

 

扁平で硬くなるものや扁平でかゆみを伴う湿疹と区別の難しものもあります

 

うおのめやたこと違いカッターナイフなどで足底イボを切ったりすると細かい多くの点から血が出る事があるので注意が必要です。

足底疣贅の分類

  • ミルメシア   外見上魚の目に類似 ヒトパピローマウイルス1型
  • 色素性疣贅  ヒトパピローマウイルス65型・4型・60型
  • 多発型     ヒトパピローマウイルス63型

 

爪周囲疣贅

爪の周囲に発症するカリフラワー状の増殖病変です。爪のあま皮がなくなって、他の皮膚の感染症が爪の周りにできる事もあるそうです。普段から爪を噛む癖の人に好発します。

 

糸状(指状)疣贅

糸のように細長く小さなできもので、まぶた・顔・首・唇などに後発します。

 

扁平疣贅(扁平イボ) HPV 3/10型

顔や腕に平たい褐色調の疣贅。幼児や若年者に発症しやすいイボで、集合して形成されます。青年性扁平疣贅:顔によく出来る平らなブツブツです。ニキビと混在して区別が難しいこともあります。年齢は青年だけとは限らず場所も顔以外に出来ることもあります。

  • 表面は凹凸がなく扁平
  • 色調は黄色がかった茶色やピンク色、または周りの皮膚と同じ色
  • 好発部位 顔・手の甲・足
  • 男性は顔面(ひげが生える部分)・女性は足に好発

カミソリなどでひげや足をそったりすると広がる事もあるので注意が必要です

 

性器疣贅(尖圭コンジローマ) HPV 6/11/18型

性行為感染症(Sexual transmitted disease : STD)の一種で性器イボまたは尖形コンジロームと呼ばれます。陰茎・肛門・外陰部・膣・子宮頚部に好発します。形は不規則ででこぼこしています。小さなカリフラワー状のような病変もあります。

 

尖圭コンジローマやボーエン様丘疹症は性行為でうつる性感染症(性病)です。特にボーエン様丘疹症は子宮がんとだいたい同じ型のHPVが感染して発症します。セックスパートナーを含めた感染予防や治療が必要となります。

 

 

豆ちしき
子宮頸癌に関係するとされているHPV16型・18型は有名ですが悪性化の機序ついての詳細は不明です。ほとんどの型は悪化には関係ないとされています。


 

 

老人性イボ(脂漏性角化症)

加齢でできる良性の腫瘍で、老化現象の一つと言われています。

  • 特に高齢者に多い
  • 手掌や足底以外全身どの皮膚でも出現
  • 好発部位は顔・体・手
  • 表面はザラザラ・毛穴ような黒点多くあり
  • 大きさは数mm〜3cm程度
  • 色調は薄茶色〜褐色〜黒色まで色の濃さも多様
  • 原因は加齢・紫外線暴露・遺伝など

ウイルス感染と異なり老人性イボ(脂漏性角化症)の場合は感染ではありません。しかし急に数が増加したりその大きさが拡大した場合は悪性腫瘍(皮膚がん)の可能性もあります。自己判断せず医療機関を受診しましょう。

 

中年イボ(スキンタッグ)というイボもあります。悪性腫瘍の可能性もこあります。診断には慎重を要します。安易な自己診断は禁物です。

 

尋常性疣贅に類似する疾患(鑑別を要する疾患)

  • 疣贅状表皮発育異常症   主に小児の顔や体に湿疹様多発(HPV 5/8型の感染)
  • 魚の目(鶏眼)
  • 伝染性軟属腫(みずいぼ)
  • 水痘(水ぼうそう)
  • フォアダイス(陰部の脂肪粒・良性)

 

子宮がんがイボのウイルスが原因と聞いたことがあります。イボはがんになるのですか?

一般的な尋常性疣贅は良性腫瘍と考えられますので、癌化する可能性は低いでしょう。しかし他のヒト乳頭腫ウイルス(HPV)は<がん>との関連が指摘されています。

子宮頸がん HPV16型
疣贅状表皮発育異常症に生じる皮膚がん HPV5型

一般に<イボ>と呼ばれる皮膚病には色々な種類の皮膚腫瘍が含まれます。時には悪性腫瘍の可能性もあります。自己診断せず必ず皮膚科医の診断を受けるようにしましょう。

ミズイボとイボは違うのですか?

イボがヒト乳頭腫ウイルス(HPV)の感染で発症するのに対し、ミズイボは伝染性軟属腫ウイルスという違うのウイルスが原因です。ミズイボは、正式には伝染性軟属腫と呼ばれます。イボもミズイボも子供に多い皮膚病で、どちらもウイルス感染で発症する点は類似しています。

 

伝染性軟属腫(ミズイボ)

  • 伝染性軟属腫ウイルスの感染
  • 表面が円滑で光沢あり
  • 直径数mmから5mmくらいの小さな皮膚の盛り上がり(丘疹)
  • 頂点が少し凹んでいる
  • 体幹に好発
  • ほとんどが小児に感染(大人も稀にあり)
  • 水を介して感染

尋常性疣贅(一般的なイボ)

  • ヒト乳頭腫ウイルス(HPV)の感染
  • 表面のがさついた硬い丘疹
  • 手掌・足底に好発
  • 小児に好発するが大人にもかなり発症

 

院長のひとりごと
ミズイボのウイルスは毛に感染すると言われ、手のひらや足の裏のように毛のない部分にはミズイボができないと言われています。


 

Lewandosky(疣贅状表皮発育異常症 /疣贅状表皮異形成症)

 

免役機能の低下が見られる遺伝病です。疣(イボ)の治療に抵抗する場合が多くみられます。極めて稀な病気で次のような特徴があります。

  • 40〜50%の患者に皮膚ガンが出現
  • 難治性だが近年日本では減少傾向
  • 種々の型ヒトパピローマウイルスが混合感染しやすい

疣贅(いぼ)の症状

患者様が<イボができた>と言って受診されるものの中には皮膚科医から見ると、実に様々の異なる皮膚病(多くは皮膚の腫瘍です)が含まれています。は、皮膚から隆起する小さなできもの一般を指す俗語です。専門的には尋常性疣贅(ウイルス性疣贅)と呼ばれるものを指します。

 

|尋常性疣贅の症状の現れ方

 

身体がイボのウイルスを排除しようとしている皮膚の変化がイボの外観として現れます。イボのウイルスが直接見えているのではありません。もしウイルスがいても身体が全く排除しようとしないと全く正常の皮膚に見えます。

 

外傷を受けやすい露出部、特に手指・足底・膝・顔面に現れます。外傷のある皮膚に感染し、数カ月後には光沢のある皮膚色の1mm大の半球状に隆起した発疹ができ、次第に大きくなって、表面が角化して粗く灰白色になります。足の裏では、体重のために隆起できず、魚の目状または多発して敷石状になります。顔面や首では、先端がとがった細長い突起物になることがあります。

 

|尋常性疣贅の外見的特徴

 

尋常性疣贅の先端部・中心部には、上からみると小さい結節が見えます。表面近くまで血管がきているので、傷つけると出血することもあります。血管が詰まって黒い結節が見えることもあります。

 

 

|イボによる外観・症状の違い

 

  • 尋常性疣贅     小児期に多発  手指・足底などにいぼ(ドーム)状の丘疹または結節  
  • 青年性扁平疣贅  思春期以降に顔面などに隆起した褐色の小丘疹が多発
  • 尖圭コンジローマ  成人に多発 陰部粘膜に浮腫状の白色乳頭腫を形成(性感染症)

イボの発生部位により表皮型と粘膜型に分類されます。ウイルスの型で形や場所が異なります。外陰部や口など皮膚に連続する粘膜も皮膚と似たような構造をしていますので、同様にイボが形成されます。外陰部のイボは、特に尖圭コンジローマと呼ばれ性感染症として扱われます。

治療を開始すると初期に新しく増加したように見えることがあります。身体の抵抗力が高まり、今まで普通に見えていた皮膚に実はイボウイルスがいてウイルスの排除反応が始まった可能性があります

疣贅(いぼ)の検査と診断

尋常性疣贅は一般的には臨床症状や外観から診断します。更に詳細かつ確実に診断するには、切除して顕微鏡で見て組織学的に診断するか、分子学生物学的にウイルス抗原または核酸を検出します。

 

尋常性疣贅の検査方法

  • 組織学的診断 皮膚生検を行い検体から乳頭状の表皮増殖や封入体を検出

          (封入体  HPVの感染による細胞内の特徴的な構造)

  • 分子生物的診断  ウイルスのDNAを検査しウイルスの型を判別

尖圭コンジローマなど陰部に発生するHPVによる皮膚病変は、外陰がんや子宮頸がんの発生と関連する型のウイルスによるものも存在するため区別が必要です。

 

 

院長のひとりごと
削ると魚の目と違って出血しやすいので、簡単に区別できますが、古いいぼでは角質が厚くなって区別が難しくなります。一般に子どもの場合は魚の目は少なく、いぼのことが多いようです。


けが・火傷の瘢痕・化膿・虫刺され・湿疹・水虫・トゲ・予防接種の痕などが治りずらい場合は、ヒト乳頭腫ウイルス(ヒトパピローマウイルス Human Papilloma Virus : HPV)のいぼ(尋常性疣贅)の関与の可能性も考える必要があります。また結節性痒疹が液体窒素の効果があるものは疣との関連が疑われます。普段見ているいわゆるイボと大きさ・形状・症状が大きく異なる場合があるので十分な注意が必要です。

疣贅(いぼ)の治療

尋常性疣贅は数年以内に自然治癒することがあります。その場合に跡が残ることはほとんどありません。しかし急速に数が増加したり、サイズが増大している場合は、放置すると放っておくと他部位に同様のイボが現れたりイボウイルスを他者に移す可能性があります。まずは経過観察してサイズが大きくなって来たり、日常生活に支障が出るようなら治療の必要があります。イボが広範囲である場合や難治性の場合には、免疫力が低下する基礎疾患も同時に考慮します。イボの治療は、その発生機序から考えて

  • 原因となっているウイルス(HPV)を退治する
  • イボをを切除・排除する

 

の2つの方法が考えられます。しかし現在いまだに特効薬や特効的治療法はなくウイルスを抜本的に退治・駆除するのは難しく、一般的に尋常性疣贅の治療法には

 

冷凍凝固・スピール膏・レーザー治療・漢方薬内服・外科手術

 

を施行します。

 

冷凍凝固

標準的でかつ健康保険が適用できる治療法は凍結療法です。液体窒素(-196℃)で病変部の凍結・融解を繰り返す方法であり、超低温で瞬間的に組織を凍結させてウイルス感染組織を物理的に壊死させるとの同時に局所に炎症を生じさせ、炎症反応による抗ウイルス効果が期待できます。

 

液体窒素で細胞を冷凍し、患部の組織にダメージを与えていく方法

 

綿棒につけた液体窒素を患部に押し付けてイボを凝固
  ↓   ↓   ↓
イボは急速に冷却され患部は白くなり、数分で元の皮膚色に戻る
  ↓   ↓   ↓
処置後は水庖ができ、イボは痂疲化(かさぶた)
  ↓   ↓   ↓
部分的に切除・残存病変を追加で冷凍凝固

 

この治療サイクルを1回/週でイボが取れるまで行います。

 

  • 通常3〜10回位処置が必要
  • 治療間隔は医療機関により1〜2週間の幅があり
  • 一般に子供は治りやすく大人は治りにくい傾向があり
  • 普通の皮膚に出来た場合は治りやすい・冷凍凝固の回数が少ない
  • 踵など皮膚が厚い(硬い)場所に出来た場合は治りにくい・冷凍凝固の回数が多い

 

一度では完治しずらいのので5日〜7日に一度の間隔で治療を繰り返します。手掌・足底・爪周囲など皮膚が厚い部分は10回〜15回かかる時のあります。2週間以上処理が空くと効果が薄くなります。患者様によりそれぞれ治療期間は違う事が多く、半年以上かかる事もあります。

 

イボには多くの血管が来ています。体がイボを排除するために血管を閉めるので赤血球が肺に戻れなくなり黒くなっているのが治療効果の現れです。効果があると、黒くなったり、水泡を形成することがあります。痂皮(かさぶた)になり切除しやくすなります。

液体窒素による冷凍凝固のディメリット

治療による疼痛

冷凍凝固は痛みを伴い水疱は併発がし処置後も患部に痛みが伴います。多くは一両日中に治まります。処置による痛みが激しい場合や水ぶくれが肥大した場合は皮膚科での更なる診察をお勧め致します。

 

治癒率の低さ

病変部が深い場合は上皮細胞が再生するたびに同じ箇所を病変部がなくなるまで繰り返し処置する必要があります。

 

治療期間

定期的に通院する必要があり、効果に個人差こそあるが、およそ数週から数年以上の長い日数が必要とされる場合もあります。

綿棒か液体窒素をスプレーする道具が使用されます。国内では、めん棒式が普及しています。西洋諸国など先進国では、スプレーが一般的です。ドライアイス(-60℃)や笑気ガス(-90℃)による方法もあります。

 

 

豆ちしき  難治例には、漢方やレモンマートルを併用する医療機関もあります。

 

スピール膏貼付

サリチル酸は皮膚の角質を柔軟にする作用があります。イボより少し大きな、サリチル酸を含んだ <スピール膏> をイボに貼り絆創膏で留めます。5日程経つとイボと周囲が白くふやけて柔らかくなすので削りやすくなります。この処置を数回繰り返します。凍結療法と併用することもあります。

 

レーザー治療

イボの組織をレーザーで直接的に除去する治療法です。

レーザー治療のメリット

  • 治療効果が高い  完全切除が期待できる

 

レーザー治療のディメリット

  • 治療痛みを伴う
  • 麻酔が必要
  • 組織の瘢痕化が残りやすい
  • 治療部位が硬化する可能性あり
  • 施行している施設は少ない

 

焼灼にはレーザー以外には電気焼灼や炭酸ガスレーザーで蒸散させることもあります。同様に瘢痕を残すことがあります。パルス色素レザーも効果的ですが何度も治療を行う必要があります。

 

 

豆ちしき
健康保険が適用されるかどうかはいぼの種類とレーザーの種類によって規定されます。例えばルビーレーザーはいぼの種類によって保険が適用されるが炭酸ガスレーザーは健康保険の適用外となります。

 

漢方薬内服

イボの内服治療は、保険適応内でヨク苡仁(ヨクイニン)という漢方薬(ハトムギのエキス)の服用があります。液体窒素による冷凍凝固を行っても反応が悪い場合や最初からイボの数が多い場合は、イボウイルスに対する抵抗力・免疫力を高める目的でヨクイニン内服を試してみます。但しヨクイニン内服だけでは劇的な治療効果が期待できないため、他の治療法と併用され、イボ治療の一助となっております。

 

漢方薬内服のメリット

  • 治療が簡便 内服のみ 苦痛なし
  • 安全性が高い  ハト麦のエキスでできている
  • 他の治療(冷凍凝固など)と併用可能

 

漢方薬内服のディメリット

  • 劇的な治療効果は期待できない あくまで治療の一助
  • 長期的な服用が必要

 

ヨクイニン内服で効果がない場合は、別の漢方・セファランチン・グリチルリチン(グルチルリチン)・ビタミンCの併用も試してみます。更に反応のない頑固なイボには、ブレオマシン(抗生剤)の局注など他の方法がありますが反応しない場合は長期の継続した液体窒素による治療が効果があります。

 

 

豆ちしき
ヨクイニンを飲むと免疫力があがり、まれですがイボが落ちる事もあるようです。大人は小児より効果が劣りますが小児では、飲み薬だけで治る場合があります。子供の場合、イボに対する抵抗力を高めるためにパスパート(発売中止)を注射をすることもあります。


 

ウイルスに対して直接効果のある薬が出来ているのはインフルエンザとヘルペス・サイトメガロウイルスのみです。ヒト乳頭腫(パピロマ)ウイルスに直接効果のある飲み薬や塗り薬はありません

 

外科手術

原則的に尋常性疣贅に外科治療は行いません。次のケースに例外的に施行されることもあります。

 

  • 悪性腫瘍(皮膚がんなど)の可能性が否定できない場合
  • 色々な治療を試しても難治の場合
  • 足底のイボで歩くのが難しい場合

 

外科手術のメリット

  • イボ自体を確実に切除できる
  • 健康保険の適用

 

外科手術のディメリット

  • 患部にウイルスが残存していると容易に再発
  • ウイルスを拡散させる可能性
  • 術創・傷跡が残る

 

イボの発症部位によっては皮膚科で対応できないケースもあります。その際は形成外科で治療します。

 

その他の治療法

疣贅(いぼ)は自然軽快する可能性はありますが、長期間難治な場合も数多くあります。現在のところ根治的な内服薬や外用薬はありませんが、有効であったという治療法には次のようなものがあります。

 

イミキモド(C14H16N4)

外陰部のウイルス性疣である尖圭コンジロームに適応があり効果が期待されています。外用薬として使用します。局所の免疫を調節することにより抗ウイルス効果や抗腫瘍効果を発揮すると考えられています。Toll様受容体に作用し効率的にいぼに対する自然免疫を賦活します。普通のイボ(尋常性疣贅)に対する効果は現在不明で保険適用がありません。

 

商品名 ベセルナクリーム・アルダラクリームなど

 

グルタルアルデヒド(C5H8O2)

細胞を固定・腐食する薬剤で、いぼの隆起を平坦にする効果が高いです。実験試薬で、取り扱っている施設は現在数少ないです。

 

商品名 ステリハイドなど(健康保険適用外)

角層が厚い場合はフェノールなどによって腐食させる場合もあります

 

局所免疫療法

皮膚にかぶれを惹起させる薬剤を反復塗布することで局所の免疫を活性化します。取り扱っている施設は数少ないです。

 

薬剤名 スクアレン酸ジブチルエステル(SADBE)・ジフェニルシクロプロペノ(DPCP)
(健康保険適用外)

 

 

|疣贅(イボ)による治療法の違い

 

  • 尋常性疣贅・尖圭コンジローマ 皮膚の良性腫瘍と考え液体窒素による凍結療法や手術
  • 青年性扁平疣贅  ウイルスに対する免疫力を高めて炎症反応を誘導する治療
  • (ハトムギエキスの内服や接触過敏症を利用した局所免疫療法)

 

|疣贅(イボ)の治療期間の目安

 

尋常性疣贅(イボ)の治療期間は、色々なファクターに影響されます。イボに対する抵抗力・免疫力は個人差があります。治療期間はイボの発生部位と患者様のイボに対する抵抗力(免疫力)によって異なり数日〜数年まで大きく異なります。

 

一般的には液体窒素の効果のピークは、4日目位で、効果の持続が1週間位と言われています。1週間以上ではイボの勢いが復活しますので間隔を空けた通院は避け、出来るだけ間隔を守って通院するのが効果的です。効果が少ない時は通院間隔を4日位に詰めて行うと効果があることがあります。

 

現在のところ治療は個人のウイルスに対する免疫力(抵抗力)を高めて自然治癒に頼るしかありません。個人のウイルスに対する免疫力(抵抗力)に大きく依存します。病気の程度・過去の治療経過・部位などにもよります。リンパ球(Th1/Th2)のアンバランスの為に長期の治療が必要な場合もあります

 

 

|疣贅(イボ)治療が難しい部位

 

  • 自然に微細な傷がつく部位
  • 角質層が厚い部位
  • 足底・頭・肘・膝・指の関節は治療が長期化する傾向

無理に取ると正常な皮膚に傷がついて拡大することがあります。特に角質の厚い爪周囲や足底部では治りずらです。この場合はブレオマイシン(抗生剤)の局所注射を行います。治療にはかなりの痛みを伴います。

 

|疣贅(イボ)の拡散・再発について

 

ヒト乳頭腫ウイルスは通常皮膚の分裂が盛んな細胞に感染していて傷つけられると増殖が盛んになります。削ったりいじったり、無理に取ると正常な皮膚に傷がついて拡大することがあります。スピール膏・手術やレザー治療(炭酸ガスレザーの治癒率は30〜65%)では,イボのウイルスを周りに広げ数が増加して来院することがあります。

 

尋常性疣贅は自己処理で削るとますます大きくなるばかりか、数が余計に増えてしまうために、いぼが気になる場合は自分で治療しようなどと考えずにまず皮膚科を受診しましょう。またサリチル酸を患部に塗り痛みを伴わずに治せる場合もあります。<いぼころり> は角質を溶かすだけなので、かえって広げてしまうことがあります。凍結療法と組み合わせるとよい結果が得られます。

 

 

豆ちしき
イボは1〜2年で自然に消える可能性はあります。自然治癒の場合は跡はほとんど残りません。しかし治療後外見上イボがなくなってもしばらくしてまた再発する事もあります。根気のいる治療が必要になります。足底イボはどうしても毎日歩いて足の裏に負荷がかかるのでとても治りにくいようです。


通常イボは痛みを伴いませんが細菌による二次感染すると痛くなります。抗生物質などで二次感染を治療してから上記の治療をします。疣贅(イボ)は再発し治りずらい病気ですがあまり神経質にならないことも大切です。焦らず根気よく治療しましょう。

 

 

院長のひとりごと
暗示が免疫力を高め効果があると言われています。イボ地蔵やイボ観音さま(保険適応無し)にお参りするだけで治ってしまうこともあります。<これで治る!>と信じることで、免疫力が上がるためと考えられています。


 

疣贅(いぼ)の予防

医学的にはイボのウイルスは正常な皮膚には感染できないとされています。しかし傷ついた炎症のある皮膚には感染し疣贅(イボ)を形成しやすくなります。つまり第一の予防法は、<傷や皮膚の炎症に注意する> ことです。

 

  • 髭剃り後の肌
  • 指のさかむけ
  • 手足の肌荒れ
  • 水虫や靴擦れ
  • 乾燥肌
  • 掻把した皮膚

などでおこる皮膚の炎症などがある皮膚にできやすいと言われています。

 

傷ができやすい手足・肘・膝・髭剃りの後・手荒れなど皮膚を常に肌を手入れし炎症を起こさないようにする事を心がける事が必要だと言われています。つまり免疫不全の病気の方や、免疫抑制剤を服用いる患者様は特に注意が必要です。

 

 

院長のひとりごと
尖圭コンジローマなどは性感染症なので、コンドームを用いパートナーと一緒に感染予防する必要があります


 

 

|日常生活の注意点

 

  • 冷凍凝固初日、患部はかなり痛みますが入浴はOKです。血行がよくなり痛みが増悪します
  • イボの感染性は少ないので通学やプールなどに制限はありません
  • イボを取ろうとしていじると増えることがあります
  • はと麦茶で多少の効果は期待できます。効果無き場合皮膚科を受診しましょう

 

イボは他人に簡単に移りませんが自分の傷ついた皮膚には簡単に移る様に見えます。これは別部位に新たに発生したと考えるべきでしょう。大きな外傷はもちろん指などの関節を動かすだけでも皮膚の表面に細かい傷が出来ます。そこにイボが発症しやすくなります。

 

 

|妊娠と尋常性疣贅

 

妊娠中は胎児は母親にとって非自己(異物)という位置づけとなります。その大事な胎児を攻撃しないように母親自らの全身の抵抗力・免疫力が下がります。これにより尋常性疣贅の治療の反応が悪くなります。妊娠後期から出産後にかけて、抵抗力・免疫力は元に戻るのが一般的です。つまり尋常性疣贅は妊娠中に悪化する可能性があるので妊娠前に治療を受けるのが望ましいでしょう。

 

妊娠中に反応の悪い疣贅にも出産後は治療に対する反応も良く、自然治癒する場合もあります

AIDS(後天性免疫不全症候群)でも種々の型のヒトパピローマウイルスのが混合感染して重症化します。妊娠により抵抗力が低下した状態と同様です

病気に気づいたらどうする
生命に影響はありません。しかし次第に増大・拡散することも多く他者への伝搬の危険性もあります。速やかに医療機関を受診しましょう。尋常性疣贅などイボ治療は皮膚科です。手術は形成外科で行う事もあります。皮膚科医の指示を仰ぎましょう。

田島クリニック

〒231-0023 横浜市中区山下町118-1 エトワール山下1F
TEL 045(264)8332
www.tajimaclinic.yokohama


1F Etoile Yamashita, 118-1 Yamashita -Cho, Naka-ku, Yokohama, 231-0023

English Available ! !

関連ページ

高血圧
3度のアメリカ留学・多くの海外経験を持つ院長が横浜で暮らす患者様に贈る総合診療クリニック
脂質異常症
3度のアメリカ留学・多くの海外経験を持つ院長が横浜で暮らす患者様に贈る総合診療クリニック
糖尿病
3度のアメリカ留学・多くの海外経験を持つ院長が横浜で暮らす患者様に贈る総合診療クリニック
高尿酸血症・痛風
3度のアメリカ留学・多くの海外経験を持つ院長が横浜で暮らす患者様に贈る総合診療クリニック
肝機能障害
3度のアメリカ留学・多くの海外経験を持つ院長が横浜で暮らす患者様に贈る総合診療クリニック
腎機能障害
3度のアメリカ留学・多くの海外経験を持つ院長が横浜で暮らす患者様に贈る総合診療クリニック
脳卒中(脳梗塞・脳出血・くも膜下出血)
3度のアメリカ留学・多くの海外経験を持つ院長が横浜で暮らす患者様に贈る総合診療クリニック
虚血性心疾患(狭心症・心筋梗塞)
3度のアメリカ留学・多くの海外経験を持つ院長が横浜で暮らす患者様に贈る総合診療クリニック
不整脈
3度のアメリカ留学・多くの海外経験を持つ院長が横浜で暮らす患者様に贈る総合診療クリニック
逆流性食道炎
3度のアメリカ留学・多くの海外経験を持つ院長が横浜で暮らす患者様に贈る総合診療クリニック
胃炎とヘリコバクターピロリ
3度のアメリカ留学・多くの海外経験を持つ院長が横浜で暮らす患者様に贈る総合診療クリニック
機能性ディスペプシア
3度のアメリカ留学・多くの海外経験を持つ院長が横浜で暮らす患者様に贈る総合診療クリニック
がん・悪性腫瘍
3度のアメリカ留学・多くの海外経験を持つ院長が横浜で暮らす患者様に贈る総合診療クリニック
気管支喘息
3度のアメリカ留学・多くの海外経験を持つ院長が横浜で暮らす患者様に贈る総合診療クリニック
アレルギー
3度のアメリカ留学・多くの海外経験を持つ院長が横浜で暮らす患者様に贈る総合診療クリニック
花粉症
3度のアメリカ留学・多くの海外経験を持つ院長が横浜で暮らす患者様に贈る総合診療クリニック
甲状腺疾患・ホルモンの病気
3度のアメリカ留学・多くの海外経験を持つ院長が横浜で暮らす患者様に贈る総合診療クリニック
貧血
3度のアメリカ留学・多くの海外経験を持つ院長が横浜で暮らす患者様に贈る総合診療クリニック
小児感染症
3度のアメリカ留学・多くの海外経験を持つ院長が横浜で暮らす患者様に贈る総合診療クリニック
小児呼吸器疾患
3度のアメリカ留学・多くの海外経験を持つ院長が横浜で暮らす患者様に贈る総合診療クリニック
小児消化器疾患
3度のアメリカ留学・多くの海外経験を持つ院長が横浜で暮らす患者様に贈る総合診療クリニック
小児皮膚疾患
3度のアメリカ留学・多くの海外経験を持つ院長が横浜で暮らす患者様に贈る総合診療クリニック
小児整形外科
3度のアメリカ留学・多くの海外経験を持つ院長が横浜で暮らす患者様に贈る総合診療クリニック
アトピー性皮膚炎
3度のアメリカ留学・多くの海外経験を持つ院長が横浜で暮らす患者様に贈る総合診療クリニック
じんま疹
3度のアメリカ留学・多くの海外経験を持つ院長が横浜で暮らす患者様に贈る総合診療クリニック
痒疹
3度のアメリカ留学・多くの海外経験を持つ院長が横浜で暮らす患者様に贈る総合診療クリニック
足白癬(水虫)
3度のアメリカ留学・多くの海外経験を持つ院長が横浜で暮らす患者様に贈る総合診療クリニック
爪白癬
3度のアメリカ留学・多くの海外経験を持つ院長が横浜で暮らす患者様に贈る総合診療クリニック
尋常性疣贅(いぼ)
3度のアメリカ留学・多くの海外経験を持つ院長が横浜で暮らす患者様に贈る総合診療クリニック
うおのめ(鶏眼)・たこ(胼胝)
3度のアメリカ留学・多くの海外経験を持つ院長が横浜で暮らす患者様に贈る総合診療クリニック
骨粗しょう症
3度のアメリカ留学・多くの海外経験を持つ院長が横浜で暮らす患者様に贈る総合診療クリニック
変形性頚椎症
3度のアメリカ留学・多くの海外経験を持つ院長が横浜で暮らす患者様に贈る総合診療クリニック
変形性腰椎症
3度のアメリカ留学・多くの海外経験を持つ院長が横浜で暮らす患者様に贈る総合診療クリニック
変形性膝関節症
3度のアメリカ留学・多くの海外経験を持つ院長が横浜で暮らす患者様に贈る総合診療クリニック
変形性股関節症
3度のアメリカ留学・多くの海外経験を持つ院長が横浜で暮らす患者様に贈る総合診療クリニック
関節リウマチ
3度のアメリカ留学・多くの海外経験を持つ院長が横浜で暮らす患者様に贈る総合診療クリニック
肩関節周囲炎(五十肩)
3度のアメリカ留学・多くの海外経験を持つ院長が横浜で暮らす患者様に贈る総合診療クリニック
頭痛
3度のアメリカ留学・多くの海外経験を持つ院長が横浜で暮らす患者様に贈る総合診療クリニック
不眠症・睡眠障害
3度のアメリカ留学・多くの海外経験を持つ院長が横浜で暮らす患者様に贈る総合診療クリニック
うつ病・不安神経症
3度のアメリカ留学・多くの海外経験を持つ院長が横浜で暮らす患者様に贈る総合診療クリニック
手足のしびれ・つり
3度のアメリカ留学・多くの海外経験を持つ院長が横浜で暮らす患者様に贈る総合診療クリニック
予防接種・ワクチン
3度のアメリカ留学・多くの海外経験を持つ院長が横浜で暮らす患者様に贈る総合診療クリニック
検査結果の読み方
3度のアメリカ留学・多くの海外経験を持つ院長が横浜で暮らす患者様に贈る総合診療クリニック
高血圧
3度のアメリカ留学・多くの海外経験を持つ院長が横浜で暮らす患者様に贈る総合診療クリニック
脂質代謝異常症
3度のアメリカ留学・多くの海外経験を持つ院長が横浜で暮らす患者様に贈る総合診療クリニック
糖尿病
3度のアメリカ留学・多くの海外経験を持つ院長が横浜で暮らす患者様に贈る総合診療クリニック
高尿酸血症・痛風
3度のアメリカ留学・多くの海外経験を持つ院長が横浜で暮らす患者様に贈る総合診療クリニック
肝機能障害
3度のアメリカ留学・多くの海外経験を持つ院長が横浜で暮らす患者様に贈る総合診療クリニック
腎機能障害
3度のアメリカ留学・多くの海外経験を持つ院長が横浜で暮らす患者様に贈る総合診療クリニック
脳卒中(脳梗塞・脳出血・クモ膜下出血)
3度のアメリカ留学・多くの海外経験を持つ院長が横浜で暮らす患者様に贈る総合診療クリニック
虚血性心疾患(狭心症・心筋梗塞)
3度のアメリカ留学・多くの海外経験を持つ院長が横浜で暮らす患者様に贈る総合診療クリニック
不整脈
3度のアメリカ留学・多くの海外経験を持つ院長が横浜で暮らす患者様に贈る総合診療クリニック
逆流性食道炎
3度のアメリカ留学・多くの海外経験を持つ院長が横浜で暮らす患者様に贈る総合診療クリニック
胃炎とヘリコバクターピロリ
3度のアメリカ留学・多くの海外経験を持つ院長が横浜で暮らす患者様に贈る総合診療クリニック
機能性ディスペプシア
3度のアメリカ留学・多くの海外経験を持つ院長が横浜で暮らす患者様に贈る総合診療クリニック
がん・悪性腫瘍
3度のアメリカ留学・多くの海外経験を持つ院長が横浜で暮らす患者様に贈る総合診療クリニック
肺がん
3度のアメリカ留学・多くの海外経験を持つ院長が横浜で暮らす患者様に贈る総合診療クリニック
胃がん
3度のアメリカ留学・多くの海外経験を持つ院長が横浜で暮らす患者様に贈る総合診療クリニック
大腸がん
3度のアメリカ留学・多くの海外経験を持つ院長が横浜で暮らす患者様に贈る総合診療クリニック
乳がん
3度のアメリカ留学・多くの海外経験を持つ院長が横浜で暮らす患者様に贈る総合診療クリニック
前立腺がん
3度のアメリカ留学・多くの海外経験を持つ院長が横浜で暮らす患者様に贈る総合診療クリニック
気管支喘息
3度のアメリカ留学・多くの海外経験を持つ院長が横浜で暮らす患者様に贈る総合診療クリニック
アレルギー
3度のアメリカ留学・多くの海外経験を持つ院長が横浜で暮らす患者様に贈る総合診療クリニック
花粉症
3度のアメリカ留学・多くの海外経験を持つ院長が横浜で暮らす患者様に贈る総合診療クリニック
甲状腺疾患・ホルモンの病気
3度のアメリカ留学・多くの海外経験を持つ院長が横浜で暮らす患者様に贈る総合診療クリニック
貧血
3度のアメリカ留学・多くの海外経験を持つ院長が横浜で暮らす患者様に贈る総合診療クリニック
小児感染症
3度のアメリカ留学・多くの海外経験を持つ院長が横浜で暮らす患者様に贈る総合診療クリニック
突発性発疹
3度のアメリカ留学・多くの海外経験を持つ院長が横浜で暮らす患者様に贈る総合診療クリニック
麻疹(はしか)
3度のアメリカ留学・多くの海外経験を持つ院長が横浜で暮らす患者様に贈る総合診療クリニック
風疹(ふうしん)
3度のアメリカ留学・多くの海外経験を持つ院長が横浜で暮らす患者様に贈る総合診療クリニック
水痘(みずぼうそう)
3度のアメリカ留学・多くの海外経験を持つ院長が横浜で暮らす患者様に贈る総合診療クリニック
おたふくかぜ(流行性耳下腺炎)
3度のアメリカ留学・多くの海外経験を持つ院長が横浜で暮らす患者様に贈る総合診療クリニック
溶連菌感染症
3度のアメリカ留学・多くの海外経験を持つ院長が横浜で暮らす患者様に贈る総合診療クリニック
ヘルパンギーナ
3度のアメリカ留学・多くの海外経験を持つ院長が横浜で暮らす患者様に贈る総合診療クリニック
手足口病
3度のアメリカ留学・多くの海外経験を持つ院長が横浜で暮らす患者様に贈る総合診療クリニック
伝染性単核球症
3度のアメリカ留学・多くの海外経験を持つ院長が横浜で暮らす患者様に贈る総合診療クリニック
伝染性紅斑
3度のアメリカ留学・多くの海外経験を持つ院長が横浜で暮らす患者様に贈る総合診療クリニック
RSウイルス感染症
3度のアメリカ留学・多くの海外経験を持つ院長が横浜で暮らす患者様に贈る総合診療クリニック
インフルエンザ
3度のアメリカ留学・多くの海外経験を持つ院長が横浜で暮らす患者様に贈る総合診療クリニック
小児呼吸器疾患
3度のアメリカ留学・多くの海外経験を持つ院長が横浜で暮らす患者様に贈る総合診療クリニック
小児消化器疾患
3度のアメリカ留学・多くの海外経験を持つ院長が横浜で暮らす患者様に贈る総合診療クリニック
小児皮膚疾患
3度のアメリカ留学・多くの海外経験を持つ院長が横浜で暮らす患者様に贈る総合診療クリニック
みずいぼ
3度のアメリカ留学・多くの海外経験を持つ院長が横浜で暮らす患者様に贈る総合診療クリニック
小児整形外科疾患
3度のアメリカ留学・多くの海外経験を持つ院長が横浜で暮らす患者様に贈る総合診療クリニック
アトピー性皮膚炎
3度のアメリカ留学・多くの海外経験を持つ院長が横浜で暮らす患者様に贈る総合診療クリニック
じんま疹 Uriticaria
3度のアメリカ留学・多くの海外経験を持つ院長が横浜で暮らす患者様に贈る総合診療クリニック
痒疹
3度のアメリカ留学・多くの海外経験を持つ院長が横浜で暮らす患者様に贈る総合診療クリニック
足白癬(水虫)
3度のアメリカ留学・多くの海外経験を持つ院長が横浜で暮らす患者様に贈る総合診療クリニック
爪白癬
3度のアメリカ留学・多くの海外経験を持つ院長が横浜で暮らす患者様に贈る総合診療クリニック

診療時間


HOME クリニックについて 診療科と診療時間 院内設備 健康診断・人間ドック 自費診療のご案内