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糖尿病(Diabetes Mellitus)

|糖尿病とは?

 

膵臓(すいぞう)から分泌されるインスリンの量やインスリンの作用低下によりブドウ糖が有効に使われずに慢性的に高血糖状態をきたす代謝疾患です。放置すると全身にさまざまな影響が出てきます。

 

|血糖とは?

 

でんぷんなどの糖質(炭水化物)は生命を維持する栄養素の1つです。糖質は消化されてブドウ糖(グルコース)となり血液中から全身の細胞に取り込まれて、主なエネルギー源として利用されます。血液中のブドウ糖を <血糖> といい、血糖値とは血液中のブドウ糖の量を表わしています。

 

 炭水化物を摂取すると血糖値は上昇、運動などによりブドウ糖がエネルギーとして消費されると血糖値は低下します。健康な人の場合、血糖値は、

 

血糖値を上げる <グルカゴン> と 血糖値を下げる <インスリン> 

 

のホルモンバランスにより、一定の範囲内にコントロールされています。そのため食事や運動をしても血糖値が極端に変動することはないのです。

 

インスリン
血液中のブドウ糖を筋肉や肝臓などへの取り込み、血糖を下げる働きを持つ唯一のホルモンです。膵臓のランゲルハンス氏島という部分のβ(ベータ)細胞で作られ、血液によって全身に運ばれます。

糖尿病の原因

色々な原因で

 

インスリンの量が減る (インスリン分泌低下)

 

インスリンが利きずらくなる (インスリン抵抗性)

 

の病態となり高血糖が持続するのです。

 

健常者の空腹時の血糖値(血液中のブドウ糖の濃度)は110mgdl以下 です。食後血糖値が上昇しても、膵臓(すいぞう)のβ(ベータ)細胞 からインスリンが分泌され2時間もすると空腹時のレベルに戻ります。インスリン分泌低下あるいはインスリン抵抗性を来すと、食後の血糖値が上昇し、次第に空腹時の血糖値も上昇してくるのです。

糖尿病の分類

糖尿病は、その原因により4つのタイプに分けられます。

 

1型糖尿病

2型糖尿病

その他の疾患に伴う糖尿病

妊娠糖尿病

 

(1)1型糖尿病
 自己免疫異常によりβ細胞を攻撃する自己抗体が生まれてきます。それによりインスリンを合成する膵β細胞が破壊され、インスリンが絶対的に欠乏し、高血糖になります。遺伝様式は不明ですが、白血球の組織適合抗原のタイプにより発症の危険率が高まります。8〜12歳の思春期に発症が多くなりますが、幼児や、最近では成人にも発症がみられます。日本の有病率は10,000人に約1人です。

 

(2)2型糖尿病
 糖尿病の98%以上を占め、40歳以降に起こりやすいタイプです。インスリン分泌の低下あるいはインスリン抵抗性によって骨格筋などでの糖の利用が悪くなり高血糖を来します。
2型糖尿病は多因子遺伝で、家族性に起こります。日本での患者数は急激に増加し主に中高年以降にみられますが、最近は若年者の発症も増加しています。最近では50歳以上の人の約10%が2型糖尿病です。

 

日本人は遺伝的にインスリン分泌が弱い人が多いといわれています。遺伝的な体質に過食(特に高脂肪食)・運動不足・肥満・ストレスなどの生活習慣や加齢といった要因が加わり、発症するとされています。このため、2型糖尿病は <生活習慣病> ともいわれるのです。

 

 

院長の独り言  肥満がなくても、内臓脂肪が増える <メタボリックシンドローム(高血圧・脂質異常症・糖尿病・高尿酸血症)> と呼ばれる状態になると発症しやすくなります。つまりこれら成人病は各々リンクしているということですね!


 

(3)その他の疾患に伴う糖尿病
遺伝子の異常によるもの、ほかの病気や薬剤に伴って起こるものがあります。
 
遺伝子異常が突き止められた糖尿病 (MODY・ミトコンドリア糖尿病)
糖尿病が他の疾患や条件(内分泌(ホルモン)疾患、膵疾患・肝疾患・ステロイド薬服用) 

 

などが原因となります。

 

<内分泌(ホルモン)疾患>

 

糖質ステロイドが過剰 (クッシング病・クッシンング症候群)
成長ホルモンが過剰 (下垂体腺腫)
副腎髄質(ずいしつ)の腫瘍からカテコラミンが過剰分泌

 

<膵疾患>
アルコールの過剰摂取などで膵臓が破壊され(膵炎)インスリンの分泌が低下し、結果的には1型糖尿病と同じくインスリン治療が必要になります。

 

(4)妊娠糖尿病(GDM:Gestational Diabetes Mellitus)
妊娠中には女性ホルモンなどの影響で 耐糖能 (たいとうのう) が悪化し、糖尿病になることがあります。妊娠中に初めて発見または発症した糖尿病に至っていない糖代謝異常のことをいいます。妊娠中はわずかな高血糖でも胎児に影響を与えるため、糖尿病ではなくても <妊娠糖尿病> と呼びます。

 

妊娠中に胎盤が作るホルモンが、インスリンの働きを抑える作用もあるため、十分なインスリンが作られない場合に血糖が上昇します。多くは出産後、正常に戻りますが、妊娠糖尿病になった女性は将来糖尿病を発症しやすいので注意が必要です。肥満、高齢妊娠、家族に2型糖尿病患者がいる、過去の妊娠で高血糖を指摘された場合に起こりやすいとされています。

糖尿病の症状

高血糖による症状としては、

 

1.口渇  高濃度の血糖を薄めるため喉が渇き水分が欲する     
2.多飲  多尿のため脱水状態となり、のどが渇き、水分をたくさん飲みたくなる
3.多尿  糖は尿に出るときに、同時に水分も一緒に出すために尿量増加
4.多食  多飲と同じメカニズムです
5.体重増加  多尿・多食により体重が増加します
6.体重減少  糖が尿に出るので、たんぱく質や脂肪をエネルギーとするため
7.体力低下  上記の症状の組み合わせにより体力が低下します
8.易疲労感  エネルギー不足と、体重減少により疲れを感じやすくなる
9.易感染   体力・抵抗力の低下により疲労感を伴い感染しやすくなる

 

 

院長の独り言   尿に糖が多量に排泄され、その甘い匂いで発見されることもあります。
また体重増加と減少は矛盾する症状ですが、それは患者様によるということですね!


 

|1型糖尿病と2型糖尿病の発症・症状のちがい

 

1型糖尿病 急激に発症

糖尿病性ケトアシドーシス・高血糖高浸透圧症候群になりやすい

 

糖尿病性ケトアシドーシスとは?
インスリン不足により糖質の利用ができなくなり、脂肪が分解・利用されるため、ケトン体が生産されて血液が酸性になること。著しい口渇、多尿、体重減少、倦怠感(けんたいかん)、意識障害などのほかに、消化器症状(悪心(おしん)・嘔吐、腹痛)が特徴的です。クスマール呼吸(深くゆっくりした呼吸)となり、甘酸っぱいアセトン臭があり、最終的には昏睡(意識障害)を来します。

 

高血糖高浸透圧(こうけっとうこうしんとうあつ)症候群とは?
著しい口渇、倦怠感を訴え、著しい脱水、ショックのほか、神経症状(けいれん、躁(そう)症状、振戦(しんせん)など)などがみられ、最終的には昏睡(こんすい)を来します。

 

2型糖尿病  気づかないうちに発症

ゆっくりと進行するのでいつから糖尿病になったのかわかりずらい

 

症状が無い状態のまま、糖尿病が進行していることがあるのです。症状が無いからといって血糖コントロールを行わずにいると、合併症を引き起こします。

 

|糖尿病の合併症

 

高血糖状態を長期放置すると合併症が起こりやすくなります。適切な血糖コントロールで、新たな合併症を防ぎ、現存の合併症の進行を抑えることができます。

 

糖尿病合併症のメカニズム

 

高血糖の状態が、微少血管を破壊しミクロのレベルの循環障害となります。大血管では動脈硬化を来たします。それに伴う臓器障害を引き起こします。障害されやすい臓器は 網膜・腎臓・末梢神経 です。

 

<糖尿病の3大合併症 (Triopathy)>

 

糖尿病性網膜症(Retinopathy)

網膜の血管が障害され、目のかすみ、視力低下などがあらわれ、症状が進むと失明してしまうこともあります。糖尿病の患者様には年に一度は眼底検査をお勧め致します。

 

糖尿病性腎症(Nephropathy)

糖尿病により腎臓の働きが悪くなると、 血圧が上昇する・尿中にたん白が出る・体がむくむ などの症状が現れます。更に症状が進むと、血液中に老廃物がたまり、腎不全や尿毒症など生命にかかわる重篤な症状を引き起こします。このように慢性に経過する腎臓病のことを慢性腎臓病(CKD)といいます。慢性腎不全になってしまうと、人工透析を受ける必要が出てきます。透析導入の原因の第1位は糖尿病性腎症です。

 

糖尿病性神経障害(Neuropathy)

主に末梢の感覚神経が障害され、電気信号がすばやく体のすみずみまで伝達するという働きが低下します。手足のしびれ、ほてり、痛みなどがあらわれます。症状は主に手足の末端に出現します(Glove & Socks)一方、足の感覚が麻痺して、傷があったとしても気づかずに放置してしまい、足の潰瘍や壊疽になることもあります。足は清潔に保ち、常に注意を払うようにしましょう。

 

 

院長の独り言  微少血管が障害されることにより、ミクロのレベルの循環障害となります。これにより組織修復能力が顕著に低下します。手術後の創部の治りが悪く、傷が開いてしまった糖尿病患者様もお目にかかったとこがあります。血糖値を整え手術に臨む理由はここにあります。


 

<大血管の動脈硬化による合併症>

 

脳卒中・心筋梗塞・閉塞性動脈硬化症(足の壊疽)などがあります。

 

脳卒中(Apoplexy)

代表的なものは脳梗塞(脳の血管が詰まる)と脳出血(脳の血管が破れる)です。糖尿病患者さんに多いのは脳梗塞です。手足の麻痺・言葉が急に出なくなる(失語・構語障害)・物が二重に見える(視野障害) などの症状がみられ重症の場合は生命に関わります。また血管が完全に詰まっていなくても血流が悪くなり、頭が重い・物忘れがひどい・怒りっぽいなどの症状があらわれますので、これらの症状がある場合は、ただちに医師の診察を受けましょう。脳卒中は命にかかわるだけでなく、手足の麻痺や言語障害などの後遺症が残ることもあり、患者さんはもちろん、ご家族の生活にも影響を及ぼします。

 

 

院長の独り言  そう言えば、小渕恵三 元総理も国会の発言中にこのような症状が発現してましたね。その数日後脳卒中で倒れてしまいました。


虚血性心疾患(IHD : Ischemic Heart Disease) 狭心症 ・心筋梗塞

心臓の筋肉(心筋)に栄養や酸素を送る血管(冠動脈)の動脈硬化によって引き起こされる病気で、心臓の働きが著しく低下し、生命にかかわることがあります。糖尿病患者さんが心筋梗塞を起こす危険度は、健康な人の3倍以上とされています。症状としては、胸が締めつけられるような強い痛みがあらわれますが、糖尿病患者さんでははっきりした症状がみられないことがあるため、心電図による検査を定期的に受けましょう。また、息切れしやすい、脈が途切れる、体がむくむなどの症状は、心筋梗塞の前触れの可能性があります。

 

末梢動脈性疾患  閉塞性動脈硬化症(ASO Arteriosclerotic Obliteration )

足の血管の動脈硬化により動脈の内腔が狭くなり末梢への血流が低下します。歩行時・運動時に足の末梢まで十分な血流が供給されないのが原因です。足やふくらはぎに痛みやしぶりを感じ運動ができない、休みながらでないと歩けない(間欠性跛行(かんけつせいはこう) などの症状があらわれます。運動ができなくなり、生活の範囲も制限されてしまいます。更にに症状が進むと、潰瘍や壊疽を起こしてしまい、足を切断しなければならない場合もあります。

 

 

院長の独り言  つまり治療によって血糖値がほぼ正常にまで改善しても、糖尿病そのものが治るというわけではないのですね。治療を中止すると、ふたたび血糖値は高くなってしまいます。定期的な検査と治療を続けることが大切ですね。

 

動脈硬化は糖尿病があると進行しやすくなり、合併症による深刻な状況を引き起こす原因になります。また、脂質異常症、高血圧、喫煙、肥満、加齢なども動脈硬化のリスクファクター(危険因子)ですので、血圧やコレステロール値などの検査も定期的に受け、血糖のコントロールに加えて、コレステロール値や血圧、肥満の改善、禁煙に取り組みましょう。

糖尿病の診断

|糖尿病の診断基準

 

糖尿病の診断には、血液・尿検査が必要です。一般的に次の5項目を検査します。

 

||HbA1c(ヘモグロビンA1c)

 

高血糖状態が長期間続くと、血管内の余分なブドウ糖(糖分)は体内のタンパク質と結合します。赤血球の中に存在するたんぱく質である ヘモグロビン(Hb)血液内の糖分(ブドウ糖) が結合したものが グリコヘモグロビンです。このグリコヘモグロビンには何種類かあり、糖尿病と密接な関係を有するものが、HbA1c(ヘモグロビン・エイワンシー)です。

 

すなわち高血糖であればグリコヘモグロビン(HbA1c)も多くなるわけです。

 

赤血球の寿命はおよそ120日(4ヶ月)です。つまりHbA1c値は、赤血球の寿命の半分くらいの時期の血糖値の平均を反映します。血液検査をすると、検査日から1〜2ヶ月前の血糖の状態を推定できることになります。(他の原因で糖尿病以外でも高くなることがあります)

 

 

院長の独り言  血糖値は食事により急激に変動するけど、HbA1cは1-2か月は安定した状態で血中内に存在します。この安定性が、糖尿病の診断はもちろん治療の指標に使われる理由です。

 

糖尿病の正常値 JDS値 と NGSP値

従来日本では<JDS値>を使用して来ました。最近日本でも国際基準である<NGSP値>を用いることが多くなりました。

NGSP値 = JDS値 + 0.4 (%) 

 

となります。つまり各々の正常範囲は

JDS値     4.3 - 5.8% (6.1%以上であればほぼ糖尿病型と判断) 
NGSP値    4.8 - 6.2% 

 

ご自分の検査値がどちらなのかは血液検査結果の正常値で判断できます。もしくは主治医にご確認ください。

 

 

院長の独り言  つまり生活習慣や食事の欧米化に伴い、日本だけの基準からは脱却して、よりグローバルな基準で患者様を管理して行こうということですね!

 

||早朝空腹時血糖値

 

健康な人では、朝食前の血糖値が1日の中で最も低いとされています。
食事から10時間以上あけて測定するため、一般的には前日夜9時以降絶食として、翌朝食事前に採血します。

 

||75gOGTT(75g経口ブドウ糖負荷試験)

 

糖尿病を最も確実に診断できる検査です。早朝空腹時血糖値を測定後、75gのブドウ糖溶液を飲み、30分後、1時間後、2時間後の血糖値を測定します。
ただし、明らかに血糖値が高いことが推測される場合は、空腹時血糖または随時血糖を測定します。
なお、糖尿病の診断には2時間後の血糖値を用います。30分後、1時間後の血糖値は、糖尿病の診断に必須ではありませんが、リスクが高い人を見出すのに役立ちます。

 

||随時血糖値

 

食事時間とは関係なく測定した血糖値です。

 

||尿一般検査

 

尿糖の出現レベルを判定します。また尿糖と共に尿たんぱく・尿潜血が検出される場合糖尿病腎症は進行していると判断できます。

 

 

院長の独り言  目の粗いコーヒーのペーパーフィルターを想像すると簡単です。目が粗ければコーヒーの粉はフィルターを通過しやすいですね。つまりフィルターが腎臓で、コーヒーの粉がタンパクや血球となります。本来フィルターを通過しないものまで通過し尿中に検出されることになります。


血液検査による診断

血液検査の結果が以下の条件にあてはまる場合、糖尿病と診断されます。

  1. 空腹時血糖値 126mg/dl以上
  2. 75gブドウ糖負荷試験(OGTT)2時間値 200mg/dl以上
  3. 随時血糖値(来院時に任意の条件下で測定された血糖値) 200mg/dl以上
  4. HbA1C 6.5%以上(日本の測定値では6.1%以上

 

のどれかに該当すると、 <糖尿病型> と判定します。別の日に再検査を行い、再び「糖尿病型」が確認されれば糖尿病と診断します。ただしHbA1Cのみの反復検査による診断は不可です。

 

血糖値とHbA1Cが同一採血で糖尿病型を示すこと((1)〜(3)のいずれかと(4))が確認されれば、初回検査だけでも糖尿病と診断します。

 

空腹時血糖値が110mg/dL未満で、食後2時間血糖値が140mg/dL未満であれば、「正常型」と判定されます。
「糖尿病型」でも「正常型」でもない血糖値であった場合、「境界型」いわゆる「糖尿病予備軍」と診断されます。糖尿病に進行しないよう生活習慣の改善など、主治医の指導にしたがいましょう。

 

糖尿病型+症状による診断

糖尿病型を示し、かつ次のいずれかの条件が満たされた場合は、1回だけの検査でも糖尿病と診断できます。

 

・糖尿病の典型的症状(口渇、多飲、多尿、体重減少)の存在
・確実な糖尿病網膜症の存在

 

病歴による診断

上記の2つの診断基準が満たされたことが過去にあり、病歴などで確認できれば糖尿病と診断するか、その疑いをもって対応します。

 

血糖値とHbA1Cの再検

以上の条件によって、糖尿病の判定が困難な場合には、糖尿病の疑いをもって、3〜6カ月以内に血糖値とHbA1Cを同時に測定して再判定します。

 

|糖尿病の治療に必要な検査

 

||血糖値

 

 通常、糖尿病の治療のためには空腹時や食後に血糖値を測定します。なお、空腹時血糖は10時間以上絶食したあとの血糖で、食後血糖値は食事開始後の血糖であり、何時間後かを覚えておく必要があります。
 日本糖尿病学会による血糖コントロールの目安を表2に示します。

 

||HbA1c(ヘモグロビンA1c)

 

 赤血球中のヘモグロビン(Hb)にブドウ糖が非酵素的に結合したもので、赤血球の寿命が120日であることから、HbA1Cは少なくとも過去1〜2カ月の平均血糖値を反映します。HbA1C値は糖尿病の経過を評価するのによい指標になります。日本のHbA1Cの測定値(JDS)での正常値 4.3〜5.8%、国際基準(NGSP) 4.8〜6.2% です。

 

||尿検査

 

 尿糖、尿蛋白、尿潜血、またが疑われる場合には、尿中アルブミン排泄量を年に数回測定することがすすめられます。

 

||眼底検査

 

糖尿病網膜症の有無を検査するため、眼底を無散瞳(さんどう)眼底カメラにより撮影したり、眼科医によるチェックが必要です。

 

||神経学的検査

 

糖尿病神経障害の発見のため、膝蓋腱(しつがいけん)反射やアキレス腱反射の有無を検査したり、温痛覚・触覚・振動覚のチェックが必要です。

 

||その他の検査

 

 糖尿病患者様は高血圧・脂質異常症・高尿酸血症を合併し、メタボリックシンドロームとなりやすいので血圧測定・総コレステロール・中性脂肪(トリグリセリド)・HDL‐コレステロール(善玉コレステロール)・尿酸などの血液検査も定期的に必要です。脂肪肝なども合併しやすく、肝機能検査も時に必要です。糖尿病腎症による腎機能障害などをみるため、血清クレアチニン・尿素窒素(BUN)・GFRなどの測定も同様に必要です。
 心疾患のチェックのため、年1回ぐらいは胸部レントゲン写真や心電図検査を受けることも忘れてはなりません。

糖尿病の治療

治療方針としては、他の成人病(メタボリックシンドローム)と同様以下の4つのジャンルがあります

生活療法 ・ 運動療法 ・ 食事療法 ・ 薬物療法

|生活療法
脂質異常症の原因の多くは生活習慣なので、その改善が第一です

 

規則正しい生活・規則正しい食事時間

糖分の摂取・過食を控える

深夜の食事を避ける

定期的に有酸素運動を行う

禁煙  喫煙は脂質異常症と相乗して動脈硬化のリスクファクターとなります

 

 

院長の独り言 タバコは <百害あって一利なし> ぜひ禁煙に励んでくださいね。
        つまり生活療法はメタボリックシンドローム共通ということですね!


 

|食事療法

 

血糖値・HbA1cの正常化と共に動脈硬化の危険因子である 高血圧・脂質異常症・高尿酸血症・肥満 の治療にもなります。

 

  • 患者様自身の総エネルギーを知りましょう
  • 栄養素バランスを適正化しましょう
  • 日常の生活強度に合った食事をしましょう

 

総エネルギー量算出方法

 

総エネルギー量 (kcal) = 標準体重 (kg) × 生活活動強度指数(kcal)

 

標準体重算出方法

 

標準体重 = 身長(m) × 身長(m) × 22

 

生活活動強度指数(kcal)
  • 軽労働(主婦・デスクワーク):25 - 30 kcal
  • 中労働(製造・販売業・飲食店):30 - 35 kcal
  • 重労働(建築業・農業・漁業):35 - 40 kcal

 

<例> 身長 170 cm 男性 事務職のA氏 の場合

 

標準体重 = 1.7 × 1.7 × 22 = 63.58 Kg
総エネルギー量 63.58 Kg × 30 Kcal = 1907.4 Kcal

 

食事の単位計算 : 1単位 = 80 kcal (ご飯 1/2杯 (50g) 1単位)
上記のデスクワークの多い成人男性では、1500kcal〜1600kcal(約20単位)ということになります。

  • 日本における平均身長でのBMI基礎代謝量 男子 1450 kcal 女子 1210 kcal
  • 軽労働(主婦・デスクワーク)男子 1630-1950 kcal 女子 1390-1670 kcal
  • 中労働(製造・販売業・飲食店)男子 1950-2280 kcal 女子 167 -1950 kcal
  • 重労働(建築業・農業・漁業)男子 2280-2600 kcal 女子: 1950-2230 kcal

<日本の平均身長  男性 171.65 cm 女性 158.60 cm>

 

更に以下の点に注意して食事なさってみてください。

 

ポイント1 毎日、いろいろな食品をとり混ぜて、バランスよく摂取する
ポイント2 アルコール、甘いものは控えめにする
ポイント3 食物繊維をとる
ポイント4 1日3食きちんと食べる

 

この食事療法で目標値にならない場合はより厳しい食事療法を行う必要があるので、医師や栄養士に相談します。

 

 

院長の独り言  同時に腹囲についてもチェックしてみてください。ウエストとは違います。
          お腹の一番ワイドな部分を計ってみましょう
          目指すのは 男性85cm未満 女性90cm未満 です!


|運動療法

 

運動療法は、全身を動かして大量の酸素を取り込み脂肪を燃焼させる有酸素運動を無理なく続けることが効果的です。
毎日、もしくは1日おきに1時間、あるいは週5から6日30分間行えば効果が期待できます。ただし、体調がすぐれなかったり、運動中に症状が出たら中止しましょう。

有酸素運動   ウォーキング ・ サイクリング ・ スイミング ・ 水中ウォーキング
         ジョギング ・ エアロビクス ・ なわとび 等

 

|薬物療法

 

生活習慣の是正を3〜6カ月続けても目標値に達しない場合は薬物療法を行います。

 

||1型糖尿病の治療

 

まずは生活療法・運動療法・食事療法で治療効果を確認します。それでも治療効果が認められない場合、血糖降下剤などの経口薬物療法を試します。1型糖尿病は免疫異常で発症する疾患なのでインスリン皮下注射して血糖値・HbA1cをコントロールして行くケースがほとんどです。

 

||2型糖尿病の治療

 

2型糖尿病も、まずは生活療法・運動療法・食事療法で治療効果を確認します。過食や肥満、運動不足などの生活習慣の乱れを、食事療法や運動療法で改善することで血糖値・HbA1cは低下します。
食事療法や運動療法のみで不十分な場合には以下の様な経口薬物治療を行います。

 

αグルコシダーゼ阻害菜 (αGI Alpha Glucosidase Inhibitor)

消化管からのブドウ糖の吸収を遅らせ急激な食後高血糖を防ぐ  
商品名 ベイスン グルコバイ

 

DPP-4阻害剤 (ジペプチジルペプチダーゼ-4:dipeptidyl peptidase-4 Inhibitor)

消化管ホルモンである <インクレチン> に作用してインスリン分泌を刺激
商品名 ジャヌビア

インクレチンとは?

 

消化管より分泌されるホルモン(消化管ホルモン)のひとつです。膵臓に作用しインスリン分泌促進し、グルカゴン分泌を抑制します。インクレチンは、血液中で分解酵素 DPP-4(ジペプチジルペプチダーゼ-4:dipeptidyl peptidase-4) により分解されてしまうのです。つまりを阻害し、インクレチンの分解を防げばインスリンの分泌を高めることができます。

 

 

院長の独り言  DPP-4は最初、他の薬剤が利きずらい場合にのみ使用されていました。しかしその効果と安全性が最近は確立し、糖尿病治療薬の第一選択となることもあります!

 

チアゾリジン誘導体

インスリン抵抗性を改善  
商品名 アクトス   副作用 浮腫(顔面・手足のむくみ・体重増加)

 

ビグアナイド

主に肝臓での糖新生を抑制  筋肉・脂肪組織でのインスリン感受性を向上
商品名 メトグルコ  副作用  乳酸アシドーシス

 

スルホニル尿素(SU剤)

インスリン抵抗性改善
商品名 アマリール ダオニール オイグルコン グリミクロン 
副作用 体重増加・肥満傾向

 

上記薬剤をまずは単剤で使用し、効果が認められない場合複数を組みあわせて内服します。それでも効果不十分の場合、低用量のインスリン皮下注射を開始します。

 

 

院長の独り言  メタボリックシンドローム(高血圧・脂質異常症・糖尿病・高尿酸血症)の中で最も怖いのが 糖尿病 という印象を持っています。通常無症状のまま進行し、症状を自覚した時には病状はかなり進行しているケースが多いからです。また糖尿病の患者様の動脈硬化は、他の成人病より重篤かつ広範囲に及ぶと思われます。
実際目の前で、重症糖尿病の患者様が不安定狭心症の発作を起こしたケースを数件経験しております。また生命保険の審査で一番問題になるのが糖尿病の有無・重症度なのです。糖尿病になると生命保険にも入れないということですね。なんとも寂しい話です...


田島クリニック

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尋常性疣贅(いぼ)
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うおのめ(鶏眼)・たこ(胼胝)
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骨粗しょう症
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変形性頚椎症
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変形性腰椎症
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変形性膝関節症
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変形性股関節症
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関節リウマチ
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肩関節周囲炎(五十肩)
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頭痛
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不眠症・睡眠障害
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うつ病・不安神経症
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手足のしびれ・つり
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予防接種・ワクチン
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検査結果の読み方
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高血圧
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脂質代謝異常症
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高尿酸血症・痛風
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肝機能障害
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腎機能障害
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脳卒中(脳梗塞・脳出血・クモ膜下出血)
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虚血性心疾患(狭心症・心筋梗塞)
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不整脈
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逆流性食道炎
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胃炎とヘリコバクターピロリ
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機能性ディスペプシア
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がん・悪性腫瘍
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肺がん
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胃がん
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大腸がん
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乳がん
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前立腺がん
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気管支喘息
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アレルギー
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花粉症
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甲状腺疾患・ホルモンの病気
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貧血
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小児感染症
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突発性発疹
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麻疹(はしか)
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風疹(ふうしん)
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水痘(みずぼうそう)
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おたふくかぜ(流行性耳下腺炎)
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溶連菌感染症
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ヘルパンギーナ
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手足口病
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伝染性単核球症
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伝染性紅斑
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RSウイルス感染症
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インフルエンザ
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小児呼吸器疾患
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小児消化器疾患
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小児皮膚疾患
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みずいぼ
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小児整形外科疾患
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アトピー性皮膚炎
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じんま疹 Uriticaria
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痒疹
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足白癬(水虫)
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爪白癬
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尋常性疣贅
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